日時:9月4日(日) 午後1時~
六所神社の大神様であられる櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)様を仰ぎ奉り、例大祭「櫛魂まつり」を齋行致します。
櫛稲田姫命様は神話の~八岐大蛇(やまたのおろち)の段~に見ることが出来ます。
~神話「八岐大蛇(やまたのおろち)」~
高天原より出雲国(現在の島根県)に降り立った素戔嗚尊(すさのおのみこと)は夫婦神アシナヅチとテナヅチとその娘の櫛稲田姫命に出会いました。彼らは泣いており、理由を聞けば八岐大蛇という怪物に娘が食べられてしまうと途方に暮れておりました。
八岐大蛇とは、頭が八つ、目は赤く、身体にはコケやスギが生え、その大きさは八つの谷と山に渡る巨大な怪物です。そこで素戔嗚尊は娘を助けるべく作戦を立てました。
八岐大蛇が来る頃に合わせ、お酒を造り、八つの樽に酒を満たしました。そこに現れた八岐大蛇は、お酒の匂いに誘われ、お酒をたくさん飲んだ挙句、酔って眠ってしまいました。
それを見計い退治に向かう素戔嗚尊に、櫛稲田姫命は少しでもお力になりたいと自らの御姿を「湯津爪櫛(ゆつつまくし)」という「櫛魂(くし)」に変えられました。それを素戔嗚尊は髪に挿し、櫛稲田姫命の奇魂(くしみたま)(強い御力)と共に退治に向かわれました。
大きな力を得た素戔嗚尊は、八岐大蛇を無事に退治することが出来ました。すると、八岐大蛇の尾から立派な太刀が出てきます。それが、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)、別名草薙剣(くさなぎのつるぎ)ともいわれ、天皇陛下の三種の神器の一つとなります。
無事に八岐大蛇を退治した素戔嗚尊は、出雲に宮殿を建て、櫛稲田姫命と結婚します。これが、神話では最初の結婚となります。
その時に素戔嗚尊は「八雲たつ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣つくる その八重垣を」という歌を詠まれ、妻である櫛稲田姫命をとても大事にされました。またこの歌が和歌の起源とされています。
例大祭ではこのような櫛稲田姫命様のかくも高き御神徳を称え奉り、益々の御神威の宣揚を仰ぎ、氏子崇敬者の皆様を厄災・疫病をよりご加護頂けますようご祈念致します。
~賑々行事~
午後 2時 大神輿渡御 (渡御車にて)
2時30分 奉納 日本舞踊
3時 マーチングバンド
3時20分 フラダンス
3時50分 鷺の舞
4時10分 歌謡ショー 歌手 谷島明世 (キングレコード)
5時 福引抽選会 (福引券が必要です)
6時 大神輿担ぎ
◆「厄除けくしだんご」の予約について
料 金: 1パック(3本入り) 500円
受 付: 社務所にて9月1日(木)までにお申込み下さい
引き換え: 9月4日(日)午前9時~午後4時 社務所前テントにて
皆様のお越しをお待ちしております。